Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

大人8人+子供4人の箱根旅行

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25日にポニーキャニオンを退社した私だが、退社前にフジサンケイグループの保養所施設、
彫刻の森クラブを27日から2泊、予約していた。
当初の計算では6月末日まで有給休暇があるはずだったが、どうも計算を間違っていたらしく、
月末まで5日足らない中途半端な退社日になったのであるが、
総務部の担当者が「在職中に予約した分は社員価格利用できるので大丈夫ですよ」と言ってくれたので、
ありがたく利用させていただいた。

ここは箱根登山鉄道彫刻の森駅から歩いてすぐの、彫刻の森美術館の敷地内にあり、
食事も充実していて温泉も利用できる、息子や甥っ子もお気に入りの施設。

3年半ほど前にも両親と妹2人の家族と共に4家族で出かけたが、
その後、妹2人にそれぞれ息子が1人ずつ増え、チビたちの総勢は2人から4人になり、
大人8名+子供4名の総勢12名での、久々の箱根旅行となった。


[旅程表]

27日(金)
17:10 新宿 発
    | はこね41号(50000形VSE)※車内で各種弁当にて夕食
18:30 箱根湯本 着
18:44 箱根湯本 発
    | 箱根登山線
19:18 彫刻の森
19:25 彫刻の森クラブ チェックイン
(お風呂のあと、特別食の巻き寿司と持ち込みの酒とツマミで晩酌)
彫刻の森クラブ泊

28日(土)
08:00 彫刻の森クラブにて朝食
09:30 彫刻の森美術館
12:30 そば処 奈可むらにて昼食
13:31 彫刻の森
    | 箱根登山線
13:34 強羅 着
13:40 強羅 発
    | 箱根登山ケーブルカー
13:49 早雲山 着
13:xx 早雲山 発
    | 箱根ロープウェイ(約8分)
14:xx 大涌谷
14:xx 大涌谷
    | 箱根ロープウェイ(約8分)
14:xx 早雲山 着
15:00 早雲山 発
    | 箱根登山ケーブルカー
15:09 強羅 着
※各自箱根登山線または徒歩で彫刻の森
 (夕食まで自由行動)
18:00 彫刻の森クラブにて夕食
彫刻の森クラブ泊

29日(日)
08:00 彫刻の森クラブにて朝食
10:00 彫刻の森クラブ チェックアウト
10:15 先発隊出発、後発隊はロビーでDVDを見て時間をつぶす
11:10 彫刻の森 発(後発隊)
    | 箱根登山線
11:46 箱根湯本 着
12:18 箱根湯本 発
    | はこね16号(20000形RSE)※車内で各種弁当にて昼食
13:49 新宿 着


彫刻の森美術館の敷地内に泊まったにも関わらず、
息子&甥っ子の4人連れの旅の目的の大半は「乗り物に乗る」こと。
うちの息子は前回の旅行でも彫刻の森美術館を満喫したので
本当は午後も美術館に戻りたかったのだが、箱根初旅行の甥っ子2人のためにも
ケーブルカーロープウェイを乗りに行った。
旅程表を見てもわかる通り、単に行って帰ってくるだけ。
普通の箱根旅行ではロープウェイで桃源台まで行き、芦ノ湖遊覧をするものだが、
そうすると帰ってくるのが大変なので、ロープウェイはたったの1駅で降り、
大涌谷の硫黄の臭いと立ちこめる霧と湯煙を見て、引き返すだけ。
これは前回も同じだった。
ケーブルカーは本数が少ないので大混雑だったが、
ロープウェイは定員18名なので、12名で往復とも貸切にしてもらえた。
3歳の甥っ子Mちゃんは狂喜乱舞。
2歳の甥っ子Sちゃんは飛行機も苦手なので、ちょっと恐そうにしていたが、
ロープウェイのおもちゃを買ってもらい、いい思い出になったかな?
次回は息子&甥っ子たちに遊覧船を初体験させるべく、桃源台まで行ってみたい。

それにしても、ロマンスカーは鉄道マニアならずとも、
夢中にさせる魅力に溢れている。
前回乗った旅情あふれる昭和の香りたっぷりの従来型、10000形HiSEもよかったが、
その時の旅行の2カ月後にデビューした50000形VSEのパノラマビューは、
飛行機のファーストクラスのような贅沢な空間。
今回の旅行では初めてその50000形VSEに乗ると同時に、展望席を先頭から12席ジャックした
(というか、それに合わせて日程を組んだ)。
飛行機慣れした両親は、「シートベルトしなくていいから飛行機より快適」と言っていたが、
運転席を2階に配置したことで実現した展望席の存在により、
老いも若きもロマンスカーの虜にさせ、新幹線とはまったく違うワクワク感を感じさせてくれるのだろう。

そして、子供たちだけでなく、ちょっとした限定グッズファンにもたまらないのが、
キッズ向けのロマンスカー弁当。
前回は10000形HiSEを象った、女子ウケする平面的なデザインのお弁当だったが、
50000形VSEの登場により、現在のロマンスカー弁当は「ロマンスカーVSE弁当」と名を改め、
立体的なフォルムのお弁当箱に。(写真上に映っている電車型の箱がそれ。
こちらこちらとはメニューが異なり、現在はカレーピラフに)
ウチの息子は鉄道グッズで遊ぶことからは卒業したので、ロマンスカー弁当は今回は買わなかったが、
2歳~5歳の甥っ子たちにはド真ん中。売切が恐いので、予約しておいた。

帰りの20000形RSEは、母のリクエストでグリーン車を初体験してみたのだが、
ダブルデッカーの2階、という構造に息子&甥っ子たちが喜ぶと思いきや、
展望席がないロマンスカーなんて(20000形RSEは客席を2階に設置した分、
運転席は通常の電車同様、先頭にある)という感じで、割と不評。
おまけに、微妙な揺れのせいか、前方の視界が遮られたせいか、
息子と5歳の甥っ子が若干乗り物酔いする始末。
もう今後ロマンスカーは展望席以外には乗れない。
展望席は一般席と料金も同じで、単なる予約の順番だけの差なので、
努力して予約するだけの価値があるのだ。

食事面では、前回の旅行で行った、箱根湯本の「はつ花」に今回も行きたかったのだが、
梅雨だし、12名で並んで入るのは困難なので、
今まで通り過ぎていた彫刻の森の「奈可むら」に行ってみた。
なかなかどうして、美味しかった。また来よう。
あとは、彫刻の森クラブの夕食で食べた、若鮎の塩焼きが絶品だった。
鮎の塩焼きと聞くと、船場吉兆のせいでイメージが悪くなっていたが、
どうです、使い回しの訳ないでしょう、というド迫力の盛りつけ。
割ったばかりの竹と笹の香りが焼きたての鮎の香ばしさを引き立て、料理長の意気込みを運んでくれる。
これだけ美味しかったら誰も残さないので、使い回しのしようがない。
質・量ともに大満足な料理を提供してくれる彫刻の森クラブの料理には、毎回のことながら敬服する。

それにしても、箱根という一大観光地の集客力にも改めて驚かされた。
たまたま手にしたフリーペーパーには「年間1900万人が訪れる」とあったが、
帰ってから調べたら、去年は10年振りに2000万人台を回復した、と発表されたばかりだった。
単純計算しても一日5万5千人、実際には週末に半分以上集客するだろうから、
毎週末平均20万人以上が訪れていることになる。

GWでもなく、紅葉の季節でもない6月の週末に、
登山電車が到着する度に吐き出されるツアー客の多さ、
1時間に3~4本しかないとはいえ、なかなか座れないほど満員続きのケーブルカー、
駅員が通勤ラッシュ並みに乗客の誘導に忙しい箱根湯本駅
梅雨どきにもかかわらずこんなに箱根に人が多いのは、
あじさい電車も運行されるほど、そこここにあじさいの咲く箱根に季節を感じにくる日本人の多さゆえだろう。

来る度にホッとさせられる箱根。今度は秋に行ってみたい。