Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

銀座でお泊まり

義父の古希のお祝いで、家族揃って七月大歌舞伎@歌舞伎座
夜の部は、二本とも作・泉鏡花

「夜叉ヶ池」は池の化け物たちと人間の対峙が、さながら「ゲゲゲの鬼太郎」の劇場版、
歌舞伎初体験の10歳の息子にも楽しい、演出と登場キャラクターたち。
二本目の「高野聖」は、玉三郎海老蔵の湯浴みのシーンに喜んだり、次郎役の尾上右近(高校一年生!)
の演技に感嘆していた息子も、最後の親仁の語りの長さに少々退屈したようだったが、
初歌舞伎が伝統的な演目ではなく泉鏡花原作(「夜叉が池」は和装と洋装が両方出て来る時代設定、
高野聖」に至っては54年振りに再演された、小説原作の異色作)いう変化球だった割には、
どちらも粗筋は理解できたようだった。

義父母を銀座のホテルに送り、私達は自宅に戻って明日の昼に一緒に食事をするスケジュールだったのだが、
私の母と銀座に来たことがあった息子は、大好きな義父と博品館に行きたいあまり、
じいじの部屋に泊まりたいと言い出し、
自宅と銀座を2往復することが如何に時間の無駄かを力説するので、
じゃあ部屋を取るか、という話になり、急遽銀座でお泊まりすることに。

着替えも何もない中、お泊まりセットをコンビニで調達し、なぜか銀座のホテルに宿泊する練馬区民(笑)
確かに2往復・4時間が節約できるが、「時間の無駄」と言われても、
その無駄を毎日していたのだが、君のママは。