Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

ポニョー!

今年の夏休みの映画は『鬼太郎』と『ポケモン』だけでいい、と息子が言っていたので、
『鬼太郎』は家族で見に行き、『ポケモン』は旦那と2人で見に行ってもらっていたのだが、
「やっぱり『ポニョ』、面白いらしい」と息子がどこかで評判を聞きつけてくると、
「そうらしいねぇ」と旦那も言い出した。

私はヒット映画は封切り一週間以内に見に行くか、試写会で見るかなしないと、
大量のTVスポットを見れば見る程、行く気が失せるタイプなので、
トップガン』も『タイタニック』も未だにビデオもDVDも見ていない。

ジブリ映画に関しては、企画・宮崎駿/原作・脚本・監督:高畑勲の『平成狸合戦ぽんぽこ』を見た時に
『トトロ』と違ってなんだか説教くさいと感じるようになり、
監督:近藤喜文の『耳をすませば』は試写で見たものの、
世界的に大ヒット作となった『もののけ姫』を含め、それ以降全く劇場に足を運んでいなかった。

旦那も同じような感じで「アンチ・ジブリ」になっていたので、
息子が産まれてからDVDで『トトロ』を見ることはあっても、私と同じだった。

そんな親を持った息子は『千と千尋の神隠し』も『ハウルの動く城』も、私の母と2人で見に行った。
どちらも3歳・6歳ではちょっと難しかったようだったが、ずっと宮崎作品は両親以上に追いかけていた我が息子だった。

そんな息子が「『ポニョ』はいいや」と言っていたので、幼児向けの作品だと感じていたのかもしれない。

しかし、口コミとはすごい。
「いいや」と言っていた息子と旦那を「やっぱ見たいかも」に心変わりさせたのだ。
何人の評判を聞いたのかは知らないが、いつの間に夏休みの予定に加わり、
先月リニューアル・オープンしたばかりの新宿ピカデリーのチケットを予約した。

で。
単純に面白かった。

批評家の辛口批評もいろいろ聞こえてきたが、
今までの作品がどうとか考えずに、真っ白な頭で楽しんでほしい作品。

アニメーターの端くれであるゆえアニメ作品には辛口な旦那も、
「なんだかんだいって、あれが2時間弱とは思えなかったしなー」と、
還暦をとうに過ぎてなお現役である宮崎監督の「はじけた作品づくり」の姿勢に感服せざるを得なかった。

やっぱり映画館で見るのはいい。
この作品は大画面で見るのがお薦めである。