Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

予定変更。

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何も無くなった "がらんどう" の空間に新たな壁が建ち、日ごとに壁、天井、床、と木材が貼られてゆく。
だんだんと目指す空間に近づいてゆくのを確認しながら、細かい部分の指定を繰り返した一週間。

事前にデザイナーさんが起こしてくれていたCGでは、サイドの壁は白、天井と奥の壁が無塗装となるはずだったが、
いざ天井に木材が貼られた空間に身を置いてみて
「色を塗るのがもったいない気がする」と妹が言い始めた。

確かに、下がり天井と側面の壁に囲まれた空間は、小さい頃に押し入れの中がお気に入りの基地だったときのような
心地よい閉塞感があり、「白い壁って、なんだか普通だと思う」という妹の意見に一理あり、と同意。

できあがってきた特注什器も、無垢の質感がよくて、塗装するのが忍びなくなったが、
すべて天然木の色ばかりでは作りかけの工場みたいになってしまうので、
ポイントとして白い塗装部分も作るべきだという意見で一致し、
どこを残してどこを塗るか、2日かかって考えた。

CGでは仮に水色になっていた家の形のパーテーションの屋根と、くぐり抜け穴の枠部分を無垢の色で残し、
パーテーションの壁は予定通り塗装に。足の部分の部材も綺麗だけど、壁ど同化させるために同じく塗装に。
壁の白い塗装はとりやめ、クリア塗装に。
階段型什器は天板部分のみ無垢で、残りをすべて白い塗装に。
フローリングをしない右側部分とのバランスを考えて、そのように決めた。

デザイナーさんには何度もCGを修正してもらってきたが、
2つ前のヴァージョンを引っ張り出してみると、この時点では壁は白でなく木(もく)だった。
壁も床も、見積と格闘しながら仕様をプラスしたり削ったりを繰り返していたため、
当初のプランとはかなり変更されているが、
いずれにせよ、CGでのシュミレーションではわからないことが現場にはたくさんある。

デザイナーさんにせっかく作ってもらったCGとは全く違う仕様になったことについて、
「すみませんねぇ」とデザイナーさんに言ってみたら、「現場がすべてですよ」と言ってくれてホッとする。
設計図や綿密なプランニングは必要だが、物事には設計図ではわからないことがたくさんあるのだ。

現場のプラン変更だけでなく、私達のスケジュールも変更を余儀なくされた。
ちょっと根を詰め過ぎて3日ほど前から左首筋から肩にかけて、筋を違えたような痛みを感じていたが、
今朝起きたらガチガチで動けなくなった。
持病の腰痛もそろそろ爆発しそうだったので、近々マッサージに行かねばと思っていたが、
その前に首がダメになった。
今日は妹と再びIKEAに買い出しの予定だったが、キャンセルに。
朝一番で整骨院に行き、電気治療のあとにマッサージをしてもらおうとしたら、
硬すぎて揉めないと言われ、生まれて初めて鍼を打ってもらった。
ガチガチはすこし柔らかくなったが、まだ片側に重い鎧を背負っているような感じ。
整骨院から帰ってから、お昼過ぎまで睡眠を取り、少し楽になった。

語呂の良いオープン日を、と思い、11月11日に設定していた予定日を既に11月22日へ延ばしていたが、
ここであまり無理をしても翌日から働けなくなっても困るので、
11月オープンにこだわるのをやめ、
ワン・ツー・スリー!(Hop, step, jump!)ということで12月3日(水)にすることにした。

クリスマス商戦に乗っかりたいのは山々だが、
物販スペースだけでなくコミュニティスペースを設けるため、
コンセプトをきっちりと説明できる状態にしてからオープンしたいと思う。

内装自体は11月中旬に出来上がるので、
ある程度の準備が整ったら11月下旬はヒヤリングも兼ねて知人を招いてスペースの使い方について意見を聞いたり、
ささやかな内覧会のようなこともできればと思う。

ブログ上では何度も予定日を変更しているが、
店の外にオープン予定日を貼り出す時が公式発表と考えている。
工事をしていると近所の人に「いつできるんですか?」「何ができるの?」と聞かれるので、
内装ができあがる頃には貼り出さねば。