Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

正月の小旅行

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今年の正月は元旦だけ東京で過ごし、
2日から4日まで両親と妹の家族と3家族で南福島と北茨城へ出かけてきました。

岡倉天心のゆかりの地に前から一度行ってみたかった」と言う父が、
正月に北茨城に行く人なんて、そんなにいないだろう、とタカをくくって提案した旅でしたが、
あんこう鍋の旬を迎えたこの季節、父が泊まりたかった五浦観光ホテル別館は満室で、
本館がかろうじて3日の1泊のみ3室取れるというので、
2日に泊まれる宿を探して小名浜天地閣をあたると、こちらは2日の1泊なら3室用意できるとのこと。
かくして、2泊3日の「南福島 vs 北茨城、あんこう鍋食べくらべ」の旅となったのでした。

1月2日、上野からフレッシュひたちに乗って福島県の泉駅までゆき、東京から車で出かけた旦那と父と合流、
駅レンタカーでマーチを借りてアクアマリンふくしまへ。
親潮黒潮の合流を再現した大水槽が圧巻で、アザラシと鰯の大群が一緒にいるのが不思議な光景でした。
ボランティアガイドによるバックヤードツアーで水槽の裏側を見学できて面白かったです。

対岸のいわき・ら・ら・ミュウで翌日のランチ候補を偵察、
遊覧船発着時間を確認して夕日をバックに写真撮影。(写真1)
チェックインした天地閣は崖の上にあるので、ものすごい角度の坂を昇って到着。
お風呂が小さいこととトイレが不思議なぐらい狭いことを除けば、とてもいいお宿でした。

3日は朝からものすごい強風だったので、遊覧船に乗る予定を変更し、
勿来の関といわき市勿来関文学歴史館を見学して時間調整をし、
途中で見つけた国民宿舎で格安で揚げたての天ぷら蕎麦を食べ、地元の珍味を思わず購入。
そして、天心記念五浦美術館へ移動。
所蔵品以上に立地や建物が魅力で、絶景の公園で誰もがシャッターを押していました。(写真2)
ずっとコーヒーが飲みたかったので、館内のカフェでエスプレッソを頼み、
岡倉天心の常設展を見て、資料室で甥っ子に絵本を読んでいると、チェックインの時刻が迫り、
父に急かされて大急ぎで土産を買って五浦観光ホテルへ。
父が私達を急かした訳は、別館の露天風呂で日没を見たかったから。
絶景の露天風呂で、父が急いだ理由に納得しながら、ゆっくりと温泉を満喫。

湯冷めしないうちに本館に戻ろうとしたところ、
名物の「あんこう吊るし切り」が別館の玄関で始まるというので、ついつい見学してしまい、
すっかり湯冷めして、本館でもう一度お風呂へ。

観光ホテルなので食事は作り置きされたものはさほどではなかったけれど、
地元の魚、アカジ(キチジ)の煮付けとカニの釜飯、あんこう鍋は絶品でした。
南福島あんこう鍋は味噌味であんこうの出汁を味わうには味が濃く、
同じ海のあんこうでも、隣の港では東北と関東の味付けの差が出るものだと地域性を実感。
福島は漁獲高で茨城に勝るそうですが、やはり味は茨城の方が上だと福島の人も認めているぐらいで、
実際、私達のあんこう鍋くらべは北茨城に軍配が上がりました。

最終日の4日は、父が楽しみにしていた六角堂へ散策、
横山大観、下村観山ら、日本画の大家が創作にいそしんだ景色を堪能。(写真3、4)

五浦岬公園でも絶景を楽しみ、北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」常陸大津の御船祭を見たり物産館を物色しているうちに大津漁協直営の「市場食堂」がたちまち行列になってしまったので、
大津港駅前で定食屋を見つけてなんとか昼食にありつき、
フレッシュひたちで一路上野へと戻りました。(写真5)

とにかく2泊3日、晴天に恵まれ、誰も体調を崩すことなく楽しく過ごせたのが何よりでした。