Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

素敵なお客様。

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午前中はいつもお客様が少ないので、昨日終わらなかったマスキングテープの値札付けをしていると、
小さなお子さんとパパとママがご来店。
お子さん以上に店内のいろいろなものに反応して「見て見て!」とお子さんに勧める無邪気なパパに、
なんて子煩悩なのかしら、と目を細めていると、あれ、どこかで見たことあるような既視感・・・。

それが「歌スタ!!」のウタイビトハンターの多胡邦夫さんだと気づき、
「すみません、あの、多胡さんですか?」と聞いてみると、「はい」とのお返事。

去年まで働いていた会社の人が時々出演する番組なので「歌スタ!!」は気づけばよく見ているのだが、
この番組からメジャーデビューして、去年紅白に初出場を果たした木山裕策さんが登場した回は、たまたま見ていた。
病気を克服して30代後半で歌手デビューを目指す4児の父、ということで異色の存在だったが、
本当に歌がうまいので、その後トントン拍子でデビューを飾ったのだと思っていたら、
実は多胡さんが「よろしく」の札を上げた後、レコード会社へのプレゼンで一度ハンター'sボス(レコード会社の偉い人)に「ごめんね」されてしまい、多胡さんの強い熱意でフルコーラスが制作されて異例の再プレゼンとなり、ようやくメジャーデビューに至ったという経緯は、さっきYouTubeを見るまで知らなかった。

ドキュメンタリーを見終えて、お店で無邪気にお子さんと接していた多胡さんの笑顔と、
木山さんの家族のためにも絶対に「home」を世に送り出すぞ、という強い決意とがダブり、
本当に家族思いの方なんだな、と思った。

本当はcuriousの目と鼻の先にある耳鼻科の待ち時間を潰すために立ち寄ってくださったのだけれど、
終わってからまたお店に寄ってくださり、お子さんにお絵描きをさせ、店内の商品を一つ一つ見てくださり、
お知り合いのお子さんたちへのプレゼント、奥様が選んだレターセット、エンジニアさんにプレゼントする、とおっしゃって選んだmt masking tapeの5色セットを買っていってくださった。
そして、多胡さん自身の想いを込めたという「home」の歌詞にある、「帰ろうか もう帰ろうよ」とシンクロするかのように、多胡さんが店内でまだ遊んでいたお子さんに「帰ろう」と声をかけると、
「おうち かえろっか。もうかえろうね」と、可愛いお返事が返って来た。
その光景を思い出しながらを聴くと、多胡さんのお子さんと家族への深い愛に、真っ直ぐな愛を、その歌詞の一つ一つが多くの人の共感を生んだことに改めて納得する。

多胡さんのブログを拝見すると、2月には木山さんの1st.アルバムが出るとのこと。
全曲多胡さんの作詞・作曲だそう。
これは聴かないと。