Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

西武線ぐるり玩具の旅

今日は3月のワークショップの打ち合わせで野出正和氏にお会いすべく、妹と飯能にある無垢工房へ。
野出正和さんは2000年にTVチャンピオン「木のおもちゃ職人選手権」準優勝、
2004年にTVチャンピオン「進め!コロコロからくり装置王選手権」優勝に輝いた、トイ・クリエイター。
2001年から2004年までドイツ・ニュルンベルク国際おもちゃ見本市に連続出店、
日本人最多の7作品がヨーロッパの優良玩具「Spiel gut」に認定されている、すごい人である。

そんなすごい人がcuriousでワークショップの講師を務めてくださることになったのは、
curiousの「おもちゃ担当」の妹が通っているおもちゃコンサルタント養成講座で妹が野出さんに出会い、
野出さんがかつて練馬区に住んでいらしたという奇遇から話が盛り上がって、
恐れ多くもスケジュールをいただいてしまった、という経緯。

飯能に来たのは小学校の遠足以来。駅ビルのPePeができていて、ビックリする。
少し駅から離れると、長閑な住宅街が広がる。
工房にお邪魔すると、野出さんは先日ギフトショーでお会いした時と同じ笑顔で迎えて下さった。

土曜日に学校行事があったため振替休日で休みだった息子を打ち合わせに同行させていただいたので、
大人しくしていてくれるか心配だったが、案の定・・・
ワークショップの内容をあれこれ相談させていただき、3~40分経った頃、
「腹減った!」と息子。

あちゃー!
朝ご飯、食べたくせに。恥ずかしいなぁ、まだお昼前なのに・・・。

すると、野出さんが「うどん、好きですか? 近所にうまい店があって、12時には満席になってしまうから、
あと30分ぐらいしたら、食べに行きましょう」と笑顔で応えてくださった。

工房から歩いてすぐのところにある古久やさんで、名物の肉つゆうどんをいただき、
お腹まですっかり満たされて飯能をあとにした。

帰りに東村山のトロルさんへ。
妹曰く、おもちゃコンサルタントやおもちゃコンサルタントマスターの間でも有名なお店だそうで、
子供向けの本、保育関係者向けの本、パペットや世界の民族楽器などに加えて玩具や雑貨が所狭しと並べられ、
野出さんがデザインした玩具も販売されている。

あまり広いとは言えない店内だが、いきなりお茶のサービスがあり、びっくりする。
店内中央の細長いテーブルはお茶を出してくれる台でもあり、
玩具を試してみる台でもあり、万能選手である。
気づけば息子が奥のベンチにちょこんと座り、絵本を読んでいる。
初めて訪れたのに、思わずくつろいでしまう小宇宙的な不思議な空間。
curiousとは対照的な黒を基調とした内装のせいか、
スタッフの方のさりげない心配りのせいか。

しばし店内のいろいろな商品を見せていただいた後、
HPのイラストと同じ顔のご主人、関本さんにご挨拶させていただき、
いろいろと勉強になるお話を伺った。

所沢と久米川と西武園に挟まれた東村山の駅は、今回初めて降りたかも。
所沢と久米川と西武園には全部行ったことがあるのだけれど。
折しも駅の上にタワーマンション建設中で、ここにも開発の波が押し寄せていたが、
それ以外は時が止まったような長閑な町。
帰りは上石神井まで意外とあっという間だったので、またフラッと来てみようかな。