Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

春の味

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昨日は『井』の仲間と「朝ハーベスト」。
ハーベストさんも『井』の仲間、
先日は「キュリアスの1日パンやさん」でお世話になりました。
モーニングメニューもあるのですが、
3分待つと揚げたてを用意してくれるというカレーパンを食べてみたくて、
カレーパンとチョコクロワッサンをオーダー。
コーヒー単品を追加すると割高になるので、
モーニングメニューのプチパンセットのプチパンお持ち帰りで2品追加、というワガママメニュー。

帰りに石神井川沿いの桜をしばし堪能し、急いで出勤。
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夜は息子が旦那の田舎に帰省していて一人だったため、両親の外食に便乗。
父の気に入っている居酒屋が休みだったため、
母が魚を食べたいと言って魚の旨い店 酒処 粋へ。
遅れて行ったので、両親が頼んだものを片っ端から片付けつつ、
大分産の岩牡蠣の酢牡蠣が「大型」とはいえ880円と書かれているのを見つけ、
1つ880円?の牡蠣って一体!と思いながら、父の驕りなので頼んでみると、
本当に超巨大な岩牡蠣が出て来てビックリ。写真を撮るのも忘れて堪能。

父は食べたいツマミが無くなってしまった模様で、家で続きを飲みたそうにしていたので、実家で二次会。
瀬戸内海で育ったのに、生の魚にあまり興味の無い父。
上京した頃に食べた東京の魚が美味しくなかったからなのか、自分でもよくわからないとか。
父が家で飲む時に好きなツマミはもっぱら煮浸しや煮物で、肉や魚より大豆製品と野菜が中心。
昨晩はその中でも季節限定の珍味が二つ、「つくしの油炒め」と「百葉(ひゃっか)のお雪花(せっか)」
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つくしは石神井川千川上水の近くで父が毎年桜の頃に摘みに行く恒例行事。
生えている場所が少しずつ限られて行くなか、今年もまた採れたことを喜びながら、
面倒なハカマ取りと塩茹での下ごしらえをしてから油で炒めて鰹節を仕上げに和えたもの。
子どものころはこの美味しさがわからなかったけれど、父が喜ぶのでつくし採りやハカマ取りを手伝っていた。
野草で旬を味わうのが何よりの贅沢なのだと、父は嬉しそうに私に勧めてくれた。

「百葉のお雪花」は父の郷里のソウルフード
チシャや高菜に似た灰汁の強い葉で、毎年この時期になると送ってくれる人がいるのだそう。
「お雪花」は煮浸しに豆腐を入れて炒めたもので、いつも大根や小松菜で作られたものを食べていたが、
それは百葉が手に入らないから代用していただけで、「百葉のお雪花」が本当のお雪花なんだ、と父が解説。
長いこと知らなかった本家の味。
レタスのように柔らかいのに、小松菜のようにしっかりとした味。
煮汁をたっぷりと含むので、とても美味しい。
これも下ごしらえをきちんとしないと灰汁が強くて食べられたものではないのだそう。

灰汁が強いけれど一手間二手間かけることで香りと食感が楽しめる春の珍味。
お父さん、お母さん、ご馳走様でした。