Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

専業主婦一年生の戸惑い

今日はPTA活動の「教養委員会」の定例会。
教養委員会とは、数々の行事をサポートする「文化」チームと広報紙「いけ」を発行する「広報」チームで構成され、
私は広報チームに所属。

PTA活動はPTA会費でまかなわれているので、コピーひとつ取るのにもPTA室の鍵を職員室に借りに行き、
PTA室にあるコピー機にスイッチを入れ、用紙をセットし、ノートに記入しなければならない。
また、コピー機は同一コピーは9枚までしか使ってはならず、
10枚以上は印刷機リソグラフ)を使うことになっているのだが、
印刷機コピー機と勘違いし、コピー機をFAXと勘違いし、正しい方法に辿り着くにも一苦労。。。

広報チームはみんなノリがよくてうまくやっていけそうだけれど、
教養委員の全体会議はシーンとしていて、委員長が一人で発言している。
全部で17万5千円の予算案の骨子を淡々と説明し、誰も意義を唱えない。

そのうちの10万円は広報紙の印刷代なので、いかにコストを抑えていい広報紙が作れるか、
私はささやかなチャレンジを考えている。

定例会と広報チームの分化会がつつがなく終わり、
広報チームのOさんとYさんと駅前の居酒屋さんでランチ。
夜は家族でよく利用する店なのだが、ランチをやっているのを初めて知った。
つくね定食680円也。虎ノ門の相場に比べ、安くてビックリ。ちゃんと食後のドリンクもついている。

午後は息子のスイミング教室デビューの準備。
帽子に級章を縫い付ける。毎月進級テストがあって、級が変わる度に縫い付けるんだそうだ。

予定の時間になっても帰ってこない息子。
朝、今日からスイミングだよ、とリマインドしなかったからなぁ・・・。
寄り道してるのかなぁ、と焦る。

案の定、ギリギリの時間に帰ってくる息子。
やはりスイミングのことなど頭になかったらしい。
「水曜日はスイミングの日、って言ったじゃん」と私。
「え、今日からなんて知らなかったよ」と息子。

時間設定もギリギリだったので、スイミング教室に電話して、クラスを変更してもらう。

そうしたら、友達と遊んでくる、と家を飛び出す息子。
約束しちゃったから、と止めても言うことを聞かない。

4時5分前までに必ず帰ること、と約束し、腕時計をつけて出かけた息子が
4時5分過ぎになっても帰ってこない。

クラス変更してもらったのに欠席するなんて、困る・・・とイライラしていると、
泣きながら息子が戻ってきた。
急所をぶつけて動けなくなり(!)、約束の時間に戻れなかったという。

なんじゃ、そりゃ。
男子特有の苦しみに同情することもできず、ギリギリまで遊んでいたお前が悪いと一蹴する私。
ダッシュでスイミング教室へ。

春休みに短期体験講習を受けていたので、初めてではないのだが、
準備体操をする段になって、トイレに行く間の悪い息子。
そのせいで、プールサイドのスペースに自分の場所を確保しそこない、準備運動に身が入らない。

ちゃんとやれ、ちゃんと!

と心の中で思っていても、ガラス越しに見守ることしかできない。

練習が始まり、15級クラスで一番年上の息子が、1番に水に入る。
生徒が多く、先生の目が行き届かないことをいいことに、指示されたことと違う動きをする息子。

潜っていいとは言ってないだろうが!

と突っ込みたくても、こちらの声は届かない。

約1時間のクラスの間じゅう、そんなことばかり。
ビート板をクルクル回す。案の定、落とす。
いつまでもプールサイドに腰掛けて次の人の邪魔になっているのに気づいていない。
ビート板で水面を突く。また泳いでくる人の邪魔になる。

仕事は自分がやればやるだけ進むものは進むし、うまくいかないときは自分の力が足りないのだと納得もいくが、
子育てはそうはいかない。
自分の息子がアホなのも自分の教育がなってないのだと思って落ち込んだり、
どこまでアホやねん?と呆れることもしばしば・・・。

通勤の往復2時間がなくなって楽になった部分も多いが、
地元で過ごす2時間は別の意味であっという間。
なんだか、別の筋肉を使っているような、変な感覚を感じている専業主婦一年生。

たぶん、これに慣れたらまた兼業主婦に戻れると思うのですが、
一度専業主婦っちゅうものに向き合ってみないと、地元でも家庭でもこれからやってけないような気がして、
いっちょ攻略してやるか、と燃えていたりします。