Fumiko’s Second Life

2008年に脱サラした主婦が開業して店を始めるまで〜始めてからの約2年間の記録

【Net Surf】Qちゃんチーズ→雪印いつの間にか復活?


近所のスーパーの特売で買ったQちゃんチーズの味を「安っぽい味」と小学6年生の息子が言う。
旦那にそれを言ったら、「確かにちょっと粉っぽい感じがする」と言う。
贅沢なことを言う時代になったものだ。
私が子どもの頃は、チーズといえばコレ、というぐらいメジャーな食べ物だったのに。

当時はナチュラルチーズなんて、普通のスーパーでは売られていなかったから、
チーズといえばプロセスチーズだった。
昭和のメジャーブランドQ・B・Bは、今どうなっているのだろう?と思ってググッてみたところ、
年間売上341億9600万円(平成20年度)の上場企業で、ベビーチーズの分野ではNo.1ブランドとのこと。
つい数日前には「家飲み」人気でベビーチーズ増産へと地元新聞で報じられている。

ちなみに、Q・B・Bを製造している六甲バターの売上シェアはチーズが93.2%(平成20年度)を占めており、
他はナッツとチョコレートなどで、どうやらバターは作っていない模様(創業時はマーガリンを製造)。

Wikipedia現在チーズのの国内シェアで2位を維持とあったが、出典が不明のため、いろいろ検索してみるが、
どこが1位なのか不明。


ウチの近所のスーパーでは、雪印のスライスチーズは置いていない。
しかし、「6Pチーズ」や「さけるチーズ」など、根強いファンのいる商品は、
いつの間にか売場の常連になっている。
バターもいつの間にか売場に戻っている店が増えてきたように思う。

私はまだ、雪印乳業が許せない。
もう、事件は風化してしまったのか?

雪印乳業のトップページを見て、驚いた。

[重要なお知らせ]

去年のことなのに、全く気づいてなかった。
私がニュースに気づいていなかっただけなのか、マスコミがあまり報じなかったのか。

2000年の雪印集団食中毒事件以後、雪印乳業は倒産・廃業に追いやられると思っていたのに、
2003年にメグミルクができて、名前を変えて生き残ってきた。
生産者の方の生活を考えたら仕方が無いことだったのかもしれないが、
名前を変えればいいってもんじゃないでしょう、という怒りから、一度もメグミルクは買ったことがない。

それが、いつの間にか「雪印メグミルクグループ 雪印乳業株式会社」になっていた。
そのうち、ただの「雪印乳業」だけになり、メグミルクが消えていくのだろうか。
雪印乳業雪印乳業の取組みとして、この10年間に行って来た改革や改善について報告しているが、
気になるのはその活動の全てが去年で終わっていることである。
(すべては雪印メグミルクグループ 活動報告書2010」に引き継ぎました、ということなのだろうけれど)
メグミルクとの経営統合のシナリオに向けての予定調和のようにしか受け取れない。

Qちゃんチーズの話から、ネットを手繰るうちに、何故か雪印乳業への怒りに変わり、
書き留めておかずにはいられなくなった。
あんなに世間は怒っていたのに、死刑にしなかったから、無期懲役の刑期がいつの間にか短縮され、10年も経たないうちに釈放されてしまったような格好ではないか。

息子が食べてくれないチーズをツマミに飲みながらネットをたぐるうちに怒りが収まらなくなってしまった私。
ここまで書いた頃には酔いもすっかり醒めて、どうこの文章を締めくくるべきか、困惑しているのだが。